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よみびと

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『学問のすすめ』 福沢諭吉著 レビュー、解説、感想

今回の記事では、福沢諭吉の『学問のすすめ』についてお話しします。

 

学問のすすめに関しては、Wikipediaのページでよくまとめられていますし、

他の方が執筆されたブログでも非常によく書かれているので、

この記事では私なりの解釈を加えて解説していきたいと思います。

 

学問のすすめ』を通して福沢諭吉が伝えたかった事とは?

Wikipediaには、こうあります。(長くなるのですが、引用しますね。)

明治維新直後の日本国民は、数百年変わらず続いた封建社会と儒教思想しか知らなかった。本書は国民に向かい、欧米の近代的政治思想、民主主義を構成する理念、市民国家の概念を平易な比喩を多用して説明し、儒教思想を否定して、日本国民を封建支配下の無知蒙昧な民衆から、近代民主主義国家主権者となるべき、自覚ある市民に意識改革することを意図する。また数章を割いて当時の知識人に語りかけ、日本の独立維持と明治国家の発展は知識人の双肩にかかっていることを説き、自覚を促し、福沢自身がその先頭に立つ決意を表明する。後半の数章で、生活上の心構え等の持論を述べて終わる。

 

学問のすゝめ - Wikipedia

・・・なんだか漢字ばかりでちょっとよくわかりませんよね。解説します笑

 

300年続いた江戸時代がペリーの黒船来航によって終焉を迎え、

明治維新が起こり、諸外国に日本の港を開港して新しく明治時代が始まりました。

 

それはつまり、欧米諸国との政治的・文化的交流が始まったことを意味します。

 

現在はパソコンやスマホを通して外国でどんなことが起きているか、

Yahooニュースといったニュースサイトを見ていればなんとなく情報がはいります。

 

しかし、当時はそうはいきません。

 

明治時代になって急に日本に自分と姿格好が違う外国人が目の前に現れて、

街の人々はひどく困惑していたことでしょう。

 

一方で、

外国人と交流するためのスキルである「英語」などの外国語を話せたり、

それまでに西洋文化を学ぶ機会を得ていた一部の特権階級は、

外国人との交流を深めて、日本では存在しなかった新たな思想を取り入れました。

 

その特権階級の一人が、福沢諭吉だったのです。

 

彼はいわゆる特権階級にあって教育を受け、

日本の伝統的な思想である儒教思想や封建思想に精通した上でそれらを否定。

 

そして、

明治以降に日本に流入してきた欧米の思想(民主主義など)に対しての知識を深めていきました。

 

それまでの日本は、封建社会といって

江戸幕府という中心で絶対的な権力を持つ政府により、

日本に住んでいる人たちの身分は決められていました。

 

身分が決められていると言う事は、

それぞれの身分を超えたことはしてはいけないということですね。

 

これは言い換えると、

幕府で働いている人にしか政治をコントロールできないということですし、

商人は商人として一生モノを売ることしかできないということです。

 

しかし、明治時代になって民主主義思想が広まると、

国民の身分はそれぞれ平等であると国家から約束された状態になりました。

 

これは、江戸時代では一部の人にしか国の政治、

つまり日本の未来をどうしていくか、コントロールできなかったのに対し、

 

明治時代以降では、たとえ農家でも商人でも、

日本の政治に対して口出しをしていいと言う事になりました。

 

言い換えると、

お金持ちや、政治家でなくても国の未来を左右できるのですから、

国民一人一人の責任は大きくなったと言う事ですね。

 

したがって、

国民一人一人がもっと責任もって、勉強して知識を身につけて、

「この国の政治に参加していく事でよりよい未来を作っていこうよ」

という風に福沢諭吉は『学問のすすめ』で訴えたかったのです。

 

学問のすすめ』で主張する事は現代でも有効か?

この質問に対して、私はYesと答えます。

 

そう思うに至った文章を以下に引用していきたいと思います。

 

「人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なり」とあり。されば賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとによりてできるものなり。

 

ーー学問のすすめ

 

これは学問のすすめの冒頭で賢人と愚人」の違いについて語られている文章です。

 

福沢諭吉が主張するに、

賢い人と愚かな人の違いは「学があるかどうか」 の一点だと言います。

 

 

これはなにも現代における行き過ぎた学歴主義のを肯定したいのではなくて、

 

「常に学ぶ姿勢があるかどうか」の違いによって、

人が「愚かであるか否か」が分かれてしまうと主張しているのではないでしょうか。

 

愚かだと、賢い人にコントロールされてしまいます。

 

たとえ宝くじでお金があたっても、お金の使い方を知らないがために

近寄ってきた人にお金をだまし取られて、自己破産をしてしまう人がいますもんね。

 

頭の中に入れた知識は誰にも奪えません。

誰かにコントロールされないためにも、学ぶ姿勢を身につけていきませんか?

 

 

以上、

学問のすすめ』を読んで私なりに感じたことをまとめてみました。

 

 

追伸:

個人的には、「古めかしい文章だなあ」という印象だったので、

なかなか手に取ることができなかったのですが、

今回ブログで紹介したいと思って手に取ってみました。

 

この記事を読んでいるあなたも、

学問のすすめを手に取ろうと思っている、または

手に取って読み始めているか「ちょっとよくわからないな」と

思っているのではないでしょうか?

 

この記事が少しでもあなたが今後考えていくための

ちょっとしたヒントになれば幸いです。

 

これからの時代を生きていくには、

古き考えに対して疑問を持ち学ぶ姿勢を持つこと。

その知識を他者のために使っていく姿勢を持つこと。

 

この二つが非常に重要になってきます。

 

これからの社会を生きるための方法を学びたい人は、

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