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よみびと

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『ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる』  P・F・ドラッカー (著), 上田 惇生 (翻訳)  あらすじ 解説 感想

本日の記事は『ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる』  P・F・ドラッカー (著)について。

本書を通して著者が伝えたい事

  • ネクストソサエティでは、従来の時代において経済の中心となっていた製造業から、情報業界を中心として世界が動いていく。
  • その過程において、知識労働者が増えていき、知識自体が資本となる。

本書の目的とは?

  • 21世紀の来るべき時代のための社会論。
  • この本を通して、読者はこれからの時代に備えることができる。

本書をおすすめしたい人

  • 何らかのビジネスに主体的に携わっており、経営的判断を求められる経営層。
  • これからの時代に何が起きるかを予測するメソッドを得たい人。
  • 知識産業(情報業界)で仕事をする人。

本書で読み取るべきポイント

知識産業が急激に成長していく。

知識産業の成長は何を意味するのか?

  • 知識時代が資本となっていく。つまり、知識を多く身につけブラッシュアップしていかないものは経済競争から振り落とされてしまう。

これからの会社という組織の在り方について

  • 何でも業務をこなせるジェネラリストではなくて、専門的な知識を有するスペシャリストが組織において重宝される時代となる。
  • 会社は、他分野の知識労働者(専門家)を合わせ持ち、彼らを組織の共通目標に向けてリードしていく組織となる。
  • 組織のマネジメント層に必要とされるのは、その専門家たちを束ねる素質があり、なおかつ真摯に仕事をする有能な人でなければならない。

ネクストソサエティにおいて、「人間として生きる事」とは?

「人間として生きるということの意味は、資本主義の金銭的な計算では表せない。金銭などという近視眼的な考えが、生活と人生の全局面を支配することなどあってはならない。

 

ピーター・ドラッカー(第Ⅲ部第4章)」

これまでの時代はビジネスで得られる「利益」を優先して仕事をしてきた。

 

ドラッカーはそういった「利益至上主義」の警鐘を鳴らし、

ネクストソサエティにおいては人間がお金という概念から解放されて

「より豊かに」生活する事を提案している。

 

 

『ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる』の感想

さすがドラッカー。表現が的確である。

もしドラによって日本でもその名が知れ渡った社会学者・ドラッカー

 

ビジネス書の著者としては一番有名と言っても過言ではないくらい世界的に有名な学者だ。

 

本書は、ドラッカーが最後に執筆した著作となる。

 

時代を超えて読み継がれていかれていくために、

さらにドラッカーの意志をできるだけ多くの人たちが正確にくみ取っていけるために、

 

本書で使われる語句・表現はできるだけ平易にしつつ、理路整然と論理が展開されている。

 

2002年に刊行され、ありありと現代の様子を予言してしまっている。

約15年たった今日においてもドラッカーの予測はことごとく当たっていると体感できる。

 

利益至上主義では今後はやっていけないことを提案。でもどうしたら?

ドラッカーは金銭的な計算では人が生きることの意味は表せないと言う。

 

本書で提案されているのは、経済ではなくて共同体としての「社会」である。

 

つまり、大小はあっても、人間が自己実現できるコミュニティを持つことが

 

ネクストソサエティにおいては必要であると言える。

 

ドラッカーの提唱するネクストソサエティは、今。

 

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